私の主人の実家（ダーチャ）は、長浜市野瀬町という地名の場所になります。
この野瀬町は、よくある谷あいの過疎の村なのですが、
いくつか魅力的な特色があり、ダーチャ村として最適な条件がそろっています。
それが、空き家率が高いということです。
実は、野瀬町はかつて２２０軒もの家がありました。
農業もできない谷あいの村で、なぜここまで家が増えたのか？
その理由は大きく分けて２つあります。今日は１つ目についてお話します。
それが、信長の焼き討ちで衰退した天台宗大吉寺とのつながりです。
※大吉寺についてはこちらを参照してください。
滋賀県（近江の国）は信仰心篤いことで有名ですが、野瀬という集落は、この大吉寺を支えるためもあって人口が多かったそうです。（また、お寺を支えるだけの財力を持つ人々も多くいました。これは、空き家率が高い理由その２で語ります）
そのため、近隣の周辺の集落と比較しても、狭い土地に多くの家が立ち並んでいます。
ただ、現在では過疎と高齢化が進み、２２０軒あった家のうち７０軒のみになっています。
そのため、ダーチャ村（仮）は、古民家や空き家も多いのです。
そして、以前書いた記事でもお伝えしている通り、セカンドハウスとして使っている人、外国人のご家族、県外からの移住者など、適度に新しい息吹が吹き込まれていることもとても重要だと思います。
私が思うに、地縁血縁のない人が入ってくる場合、村に１軒の空き家とかだと溶け込めるかなと気兼ねしたり心配もあるかと思いますが、ここまで空き家が多く、外国人含め既に移住者やデュアルライフのための拠点として使っている人が多いと、前例があるので集落に入ってきやすいと思います。
野瀬町の集落の古民家・空き家の唯一の難点としては、畑や庭がやや狭い（もしくはない）のですが、家がなく石垣だけが残されている場所も結構ありますので、そういうった用地を安く買うか借りて畑や庭を作っている方もいます。
がっつりと就農するには向かない土地（よそに田んぼや畑を借りる必要があります）ですが、都会の人がデュアルライフでダーチャを楽しむには十分な条件がそろっていると思います。
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