ダーチャ村(仮)について

我がダーチャ村(仮)がダーチャ村として適している理由~全国商圏で活躍した近江商人を輩出

地縁血縁のない人がダーチャを構えるにあたって、どういう集落を選ぶかはとても大切になります。
特に重要なのが、「過度に閉鎖的ではないか」ということだと思います。

前回の記事で、天台宗大吉寺の門徒が多くかつては220軒もの家があったことから、空き家率が高いということを書きました。

しかし、単に空き家率が高いだけなら、ほかの限界集落も同じような状況のところばかりだと思います。

ですが、ダーチャ村(仮)は、とても狭い土地ながら全国商圏で活躍した近江商人を輩出した土地柄です。
そのため、残されている古民家の状態がよいところが多いのが特徴です。

ちなみに、ダーチャ村(仮)は、もぐさ売りとして全国商圏で活躍した近江商人が多く、日本で一番有名なお灸メーカーのせんねん灸も元はこの集落が始まりの地です。

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実は、私の主人の実家の親戚も、江戸時代に創業したお灸メーカーです。せんねん灸は日本でのシェアナンバーワンですが、私の親戚筋のお灸メーカーは海外向けのもぐさに注力しており、アメリカやドイツでは有名なブランドです。

このように、比較的裕福な近江商人がたくさん出た土地柄であるためか、古民家が立派なところが多いのです。

同じような空き家の古民家でも、しっかりしたつくりのものとそうでないものでは雲泥の差があります。
状態の良い古民家であれば簡単なDIYやリフォームだけで住むことができますが、状態の悪いものの場合は土台から腐っていたりと修理のほうがお金がかかるケースも多いのです。

また、近江商人は信仰心が篤いのも特徴で、寺社が立派であるというのも外から見ると大きな特徴です。
ヨーロッパでも町の中心に教会があることで土地全体がうまくおさまるように、集落の中心に寺社があることで、土地全体の穏やかさや平和が保たれていると思います。

古民家や寺社が立派というだけではなく、もともと外部(オープンマーケット)に足場を持っている商家が多かったためか、移住者に対しても比較的オープンで、外国人の方含めいわゆる「よそ者」(地縁血縁のない移住者)もどんどん増えています。

先日、東京の小笠原諸島から古民家見学に来ている人がいたという噂もありました。
私がこれまでに知る限り、新潟、群馬など遠方からも移住している人がいますので、すでに集落全体が移住者慣れしているのも特徴です。

近江商人が残した立派な古民家や寺社があり、すぐに移住して生活を始められる雰囲気が残っていることも、ダーチャ村には適していると思える理由です。

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